“取毀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりこわ81.8%
とりこぼ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それならばいっそ取毀とりこわして建て換えろというので、その翌年の春、職人を入れてすっかり取毀させて、新しく建て直したのですよ。
怪獣 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かつて同校設置の際、取毀とりこわされたる民家のうち、校長森栖もりす氏の意見により、同校生徒の作法稽古場けいこばとして取残されたものであるが、その後
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
この本堂の内陣の土蔵のとびらにも椿岳の麒麟きりん鳳凰ほうおうの画があったそうだが、惜しいかな、十数年前修繕の際に取毀とりこぼたれてしまった。
結局、石崖を取毀とりこぼたない限りは完全な退治は出来難い事になってしまった。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)