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取毀
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とりこぼ
ふりがな文庫
“
取毀
(
とりこぼ
)” の例文
この本堂の内陣の土蔵の
扉
(
とびら
)
にも椿岳の
麒麟
(
きりん
)
と
鳳凰
(
ほうおう
)
の画があったそうだが、惜しい
哉
(
かな
)
、十数年前修繕の際に
取毀
(
とりこぼ
)
たれてしまった。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
結局、石崖を
取毀
(
とりこぼ
)
たない限りは完全な退治は出来難い事になってしまった。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
(この家は
最
(
も
)
う三十年も前に
取毀
(
とりこぼ
)
たれてしまった。)
精々
(
せいぜい
)
が
四室
(
よま
)
かそこらの家であったが、書斎を兼ねた八畳の座敷の周囲に大小の本箱を積み重ね
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
当時の
記念
(
かたみ
)
としては鹿鳴館が華族会館となって幸い地震の火事にも無事に免かれて残ってるだけだが、これも今は
人手
(
ひとで
)
に渡ってやがて
取毀
(
とりこぼ
)
たれようとしている。
四十年前:――新文学の曙光――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
毀
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
“取”で始まる語句
取
取出
取縋
取柄
取除
取次
取敢
取交
取做
取付