トップ
>
厭
>
いま
ふりがな文庫
“
厭
(
いま
)” の例文
ただこんな
厭
(
いま
)
わしい曲の記憶なぞは、一刻も早く
拭
(
ぬぐ
)
い去ってしまいたいと思っていられるかのように、新しい曲に老いの情熱を
籠
(
こ
)
めていられるばかりでした。
棚田裁判長の怪死
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
お菊の胸を往来するものは、役者らしくもなく純情な中村新八郎の姿で、阿武隈大膳正の、情痴に
爛
(
ただ
)
れた醜怪な大肉塊は、恐ろしく
厭
(
いま
)
わしく、そして汚らわしくさえ思われました。
奇談クラブ〔戦後版〕:10 暴君の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ヴァランタンは実は死刑執行やその他の
厭
(
いま
)
わしい事務についての最初の手配りをしていたのだ。そうした仕事は腹の底から不快なことであったが彼はそれをテキパキと片づけるのが常であった。
秘密の庭
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
「ゆめ、
厭
(
いま
)
わしい事を目に見ないように」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“厭”の意味
《形容動詞》
(いや)拒否したいと思うこと。不愉快だと思うこと。
(出典:Wiktionary)
厭
漢検準1級
部首:⼚
14画
“厭”を含む語句
禁厭
可厭
厭々
厭悪
厭世
嫌厭
御厭
厭勝
厭気
倦厭
厭離
厭世家
厭忌
見厭
厭倦
厭惡
厭味
厭世的
厭世観
厭応
...