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南北
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みなみきた
ふりがな文庫
“
南北
(
みなみきた
)” の例文
細長く
南北
(
みなみきた
)
にのびた床の上は、画家らしく、取り乱れている。まず一部分には
絨毯
(
じゅうたん
)
が敷いてある。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
或日、
天
(
そら
)
長閑
(
のどか
)
に晴れ渡り、
衣
(
ころも
)
を返す風寒からず、秋蝉の
翼
(
つばさ
)
暖
(
あたゝ
)
む
小春
(
こはる
)
の空に、瀧口そゞろに心浮かれ、常には行かぬ
桂
(
かつら
)
、
鳥羽
(
とば
)
わたり巡錫して、嵯峨とは都を隔てて
南北
(
みなみきた
)
、
深草
(
ふかくさ
)
の
邊
(
ほとり
)
に來にける。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
南北
(
みなみきた
)
、
何方
(
どちら
)
か
医王山道
(
いおうざんみち
)
とでも
鑿
(
ほ
)
りつけてあればまだしもだけれど、
唯
(
ただ
)
河原に
転
(
ころが
)
っている、ごろた石の大きいような、その
背後
(
うしろ
)
から草の下に細い道があるんだもの、ちょいと間違えようものなら
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
細長
(
ほそなが
)
く
南北
(
みなみきた
)
に延びた
床
(
ゆか
)
の
上
(
うへ
)
は、画家らしく、取り乱れてゐる。先づ一部分には
絨氈
(
じうたん
)
が敷いてある。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“南北”の意味
《名詞》
南と北のこと。
南と北との間。
(出典:Wiktionary)
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
北
常用漢字
小2
部首:⼔
5画
“南北”で始まる語句
南北朝
南北線
南北地下電車
南北合同
南北支那