勘考かんがへ)” の例文
能々よく/\勘考かんがへ質物しつもつを貸て遣す程の懇意こんいなるをまさかに忍びこみ殺害せつがいは致すまじと思はるれど夫共彦兵衞に相違さうゐなきやと念を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ば言ひ出してひよなさわぎに成たりと酒も何處どこへかさめゆきいろ戀路こひぢ消果きえはててこはそも如何にとあきれ果十方に暮て居たりしが忠兵衞はにげもされねばこれまち給へお光殿御番所へ駈込かけこんでも外事ほかこと成ぬ大事の一でう人の命に關る事先々とく勘考かんがへてと言紛いひまぎらすを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)