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劉江
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りゅうこう
七月、
平安兵を率いて真定より北平に到り、
平村に営す。平村は城を
距る五十里のみ。燕王の
世子、
危きを告ぐ。王
劉江を召して策を問う。
初は官軍の
先鋒孫霖、
燕将朱栄、
劉江の
為に敗れて走りしが、両軍
持重して、主力動かざること十日を越ゆ。
燕王
悦んで
曰く、敵必ず兵を分ちて之を
護らん、其の兵分れて勢弱きに乗じなば、
如何で
能く支えんや、と
朱栄、
劉江等を
遣りて、軽騎を率いて、
餉道を
截らしめ、又
游騎をして
樵採を妨げ
擾さしむ。