“剽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょう80.0%
けず20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひょうげた男じゃろ。こんなところへ訪ねて来おった。これはわたしと同じ村の生れでな、古馴染ふるなじみの男じゃ。どこぞへ置いて、いたわってやってくれ」
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一肌一容いっきいちよう、体をつくし、研を究めようとも、彼は学んで而してこれをなし得るのではないから、示して以て能を誇るのでもない。いわんやてろうて以てひょうするものでないことは勿論である。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ここより一の片句をぬすみ、かしこより一の断編をけずり、もってその政論を組成せんと試む、ここにおいて首尾の貫通を失い左右の支吾をきたし、とうてい一の論派たる価値あらず
近時政論考 (新字新仮名) / 陸羯南(著)