“剽掠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょうりゃく40.0%
ヘウリヤク40.0%
へうりやく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乱世に於ては国土が絶えず兵馬に蹂躙じゅうりんせられ、人民が残暴をこうむりますから、土地に安堵あんどして生活を営むということができません、いつ剽掠ひょうりゃくを蒙るか、掠奪せられるかわからないのみならず
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「南海ノ賊首、藤原純友、船千余艘ヲモツテ、朝貢ミツギノ官船ヲ剽掠ヘウリヤクシ、海路一切通ゼズ」などという古記がみえる。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
シカノミナラズ、毛唐ノ無頼漢ヲ雇ヒテ、善良ナル村人ノ財物ヲ剽掠へうりやくセシメ、婦女ヲ犯サシメ、切支丹ヲ流行シ、禽獣ノ行ヒヲススメテ改メシメザルハ、一ニソノ方ノ責ナリ、ヨツテ近日中
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)