“前後夢中”の読み方と例文
読み方割合
ぜんごむちゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分(じぶん)は學校(がくかう)の門(もん)を走(はし)り出(で)た。そして家(うち)には歸(かへ)らず、直(す)ぐ田甫(たんぼ)へ出(で)た。止(と)めやうと思(おも)ふても涙(なみだ)が止(と)まらない。口惜(くやし)いやら情(なさ)けないやら、前後夢中(ぜんごむちゆう)で川(かは)の岸(きし)まで走(はし)つて、川原(かはら)の草(くさ)の中(うち)に打倒(ぶつたふ)れてしまつた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)