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別間
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べつま
ふりがな文庫
“
別間
(
べつま
)” の例文
兄蟠龍軒は
別間
(
べつま
)
に居りましたが、夕方になりましたから庭へ水を打って、涼んで居ります処へ来たのは阿部忠五郎という男でございます。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
別間
(
べつま
)
でたくさんな
馳走
(
ちそう
)
をされ、
鞍馬
(
くらま
)
では食べつけない珍味の数々を、
箸
(
はし
)
と
頤
(
あご
)
のつづくかぎりたらふくつめこみ、さて、例の
棒切
(
ぼうき
)
れ一本さげて、
飄然
(
ひょうぜん
)
とここを
辞
(
じ
)
してかえる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼等は死骸と一緒に
別間
(
べつま
)
に去った人々のあとに残って、長持の
両端
(
りょうたん
)
から、蓋の裏に現れた影の様なものに異様な凝視をつづけていた。おお、そこには一体何があったのであるか。
お勢登場
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「ありがとう存じますが、明るいうちから、まだ
別間
(
べつま
)
に、たれかご来客のようですから」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
惣左
(
そうざ
)
は、
別間
(
べつま
)
か。
彼女
(
あれ
)
を
伴
(
ともの
)
うて来た牧野惣左は」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“別”で始まる語句
別
別嬪
別離
別荘
別墅
別棟
別段
別懇
別々
別人