出歩であ)” の例文
私はそれからのち、四五日の間というもの、ドウしても遠くに出歩であるく気がしなかったものです。
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
やすんでけたところさへ大抵たいてい其儘そのまゝにしてはふつていた。かれ下宿げしゆくつくゑうへに、このノートブツクを奇麗きれいげて、何時いつても整然せいぜん秩序ちつじよいた書齋しよさいからにしては、そと出歩であるいた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)