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凸
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とつ
ふりがな文庫
“
凸
(
とつ
)” の例文
哲雄君は、そうしてときほごした筒の中から、一枚の
凸
(
とつ
)
レンズをえり出して、それを大切そうに手ににぎり、洞窟の外へ出て行きました。
新宝島
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「待ってらっしゃい、秘密はキット此指環にあるワ、
虫眼鏡
(
むしめがね
)
でなくたって、
凸
(
とつ
)
レンズの代りをするものならいいわけでしょう、これはどうでしょう」
向日葵の眼
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
きれいな緑いろの両面
凸
(
とつ
)
レンズのかたちをつくり、それもだんだん、まん中がふくらみ出して、とうとう青いのは、すっかりトパースの正面に来ましたので
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
その後にこわされた様々な構造は、突角
堡
(
ほ
)
や
稜角
(
りょうかく
)
や
凸
(
とつ
)
出角などをなしていたものである。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
魔法罎の外側のつやつやとしているのが
凸
(
とつ
)
面鏡の作用をなして、明るい室内にあるものが、微細な物まで
玲瓏
(
れいろう
)
と影を落しているのであるが、それらが一つ一つ恐ろしく屈曲して映っているので
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
時計のガラスは、水を入れられると、立派な
凸
(
とつ
)
レンズになって、天井から落ちて来る、烈しい真昼の日光を受けて、
向日葵
(
ひまわり
)
の穴の中へ焦点を落します。
向日葵の眼
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
度のつよい
凸
(
とつ
)
レンズらしく、そのめがねのおくの両方の目は、おそろしく大きく見えるのです。そして、その目には、なにかぞっとするような光がかがやいていました。
妖星人R
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
先生は中にたくさん光る
砂
(
すな
)
のつぶのはいった大きな
両面
(
りょうめん
)
の
凸
(
とつ
)
レンズを
指
(
さ
)
しました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
先生は中にたくさん光る砂のつぶの入った大きな両面の
凸
(
とつ
)
レンズを指しました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
即ち一般に板に面した方が
凹
(
へこ
)
み、上が
凸
(
とつ
)
になる傾向がある。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
“凸”の意味
《名詞・動詞》
(トツ)(インターネットスラング)主に電話などで、社会問題となっている事柄について問い合わせや抗議をすること。電凸。動詞で「凸する」「凸る」などとも。
(出典:Wiktionary)
凸
常用漢字
中学
部首:⼐
5画
“凸”を含む語句
凸凹
凹凸
凸起
凸額
凸形
凸出
凸凹路
凸字
凸面
凸面鏡
起伏凹凸
両面凸
御凸額
小凹凸
反射凸面鏡
凸頭
凸角
凸線
凸版地図
凸坊
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