“冠毛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かむりげ44.4%
かんもう11.1%
くわんまう11.1%
くわんもう11.1%
コロナ11.1%
ポンポン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白鷺はくちばしくろしうつぶくとうしろしみみにそよぐ冠毛かむりげ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
あの毛茛科もうこんかのおきなぐさの黒朱子くろじゅすの花びら、青じろいやはりぎんびろうどのきざみのある、それから六月のつやつや光る冠毛かんもうがみなはっきりとにうかびます。
おきなぐさ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
其花の莖とたんぽぽの冠毛くわんまうの白い硝子ガラス玉とを配して作つたスケッチは齋藤茂吉君の舊い歌集の揷繪として用ゐられた。
すかんぽ (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
おきなぐさ冠毛くわんもう質直しつぢき
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
林はうすい冠毛コロナをかぶる
詩ノート (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
紅い冠毛ポンポンのついた帽子を冠つて、いかにも立派な水兵らしく、脊の高い體躯をゆつくりした足取りで運んでゐた。