“ポンポン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
発動機船50.0%
冠毛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絶影島まきのしまを廻ると間もなく、荒くれ男を大勢載せた、正体のわからない発動機船ポンポンが一艘、どこからか出て来て、とっさんを捉まえて踏んだり蹴ったりしたから
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……そのうちに発動機船ポンポンは、とっさんの身体からだを海に投込んでウチ達の舟を曳いたまま、どこかへ行ってしもうた。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
これさえ在れば発動機船ポンポンの一艘二艘、物は言わせんと云うとったのに、釜山の警察で取上げられてしもうたお蔭で負けてしもうた。それが残念で残念で仕様がない。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
紅い冠毛ポンポンのついた帽子を冠つて、いかにも立派な水兵らしく、脊の高い體躯をゆつくりした足取りで運んでゐた。