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円屋根
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まるやね
ふりがな文庫
“
円屋根
(
まるやね
)” の例文
旧字:
圓屋根
その中の二本の木蔭には、青い木の柱に平べったい緑いろの
円屋根
(
まるやね
)
をつけた
四阿
(
あずまや
)
が見え、それには『
静思庵
(
せいしあん
)
』と銘がうってある。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
祭壇
(
さいだん
)
から火の立ち登る
柱廊下
(
ちゅうろうか
)
の上にそびえた黄金の
円屋根
(
まるやね
)
に夕ぐれの光が
反映
(
うつ
)
って、島の空高く薔薇色と藍緑色とのにじがかかっていました。
真夏の夢
(新字新仮名)
/
アウグスト・ストリンドベリ
(著)
大寺院はどんより曇った空にやはり高い塔や
円屋根
(
まるやね
)
を無数の触手のように伸ばしています。なにか
沙漠
(
さばく
)
の空に見える
蜃気楼
(
しんきろう
)
の無気味さを漂わせたまま。……
河童
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その穴からのぞくと、ローマの半分を、聖ペテロ寺院の大きな
円屋根
(
まるやね
)
までも見わたすことができるのです。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
すると、一
伊仙
(
チェンテズモ
)
分だけ行ったところに、あなたは、聖ジュセッペの寺院の
円屋根
(
まるやね
)
を見るでしょう。
踊る地平線:10 長靴の春
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
▼ もっと見る
もうあたりは
黒白
(
あやめ
)
も分らぬ
闇黒
(
くらやみ
)
の世界で、ただ美しい星がギラギラと
瞬
(
またた
)
くのと、はるかにふりかえると、後にして来た地球がいま丁度夜明けと見えて、大きな
円屋根
(
まるやね
)
のような
球体
(
きゅうたい
)
の
端
(
はし
)
が
月世界探険記
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
いまきみの
眼
(
め
)
の前に見えるのは
妖精
(
ようせい
)
の城ではなくて、教会です。金めっきをした
円屋根
(
まるやね
)
とそのまわりの金の球が、わたしの光を受けて、きらきらと
輝
(
かがや
)
いています。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
すると黄ばんだ麦の向うに
羅馬
(
ロオマ
)
カトリツク教の
伽藍
(
がらん
)
が
一宇
(
いちう
)
、いつの間にか
円屋根
(
まるやね
)
を現し出した。……
或阿呆の一生
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
太陽の光りはあかるく
円屋根
(
まるやね
)
の左の窓からさしこんでいる。
宇宙の迷子
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
平屋根の上には、一だんたかく、金めっきしたりっぱな
円屋根
(
まるやね
)
がそびえていました。建物のぐるりをかこむ
円柱
(
まるばしら
)
のあいだに、いくつもいくつも大理石の像が、生きた人のようにならんでいました。
人魚のひいさま
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
円
常用漢字
小1
部首:⼌
4画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
“円屋根”で始まる語句
円屋根形