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内裡
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だいり
ふりがな文庫
“
内裡
(
だいり
)” の例文
さすれば
内裡
(
だいり
)
の
内外
(
うちそと
)
ばかりうろついて
居
(
お
)
る予などには、思いもよらぬ
逸事
(
いつじ
)
奇聞が、舟にも載せ車にも積むほど、四方から集って参るに相違あるまい。
竜
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
でそれをモデルにして
三躯
(
さんく
)
の観音をつくり、一つは本国へ持ち帰った。あとの一つは
内裡
(
だいり
)
に安置したが今は法華滅罪寺にある。もう一つは
施眼寺
(
せがんじ
)
に安置せられている。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
「それは
偽
(
いつわ
)
りでござりまして、そのように世間態をとりつくろい、その実は四十八箇所の警護の
武士
(
さむらい
)
と、在京の武士とを召し集め、
内裡
(
だいり
)
攻めんとの謀りごとの趣き、探り知りましてござりまする」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
現に
内裡
(
だいり
)
の梅見の宴からの御帰りに、大殿様の
御車
(
みくるま
)
の牛がそれて、往来の老人に怪我させた時、その老人が
反
(
かえ
)
って手を合せて、
権者
(
ごんじゃ
)
のような大殿様の
御牛
(
みうし
)
にかけられた
冥加
(
みょうが
)
のほどを
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「両六波羅騒動じゃ!
内裡
(
だいり
)
攻めんと大騒動じゃ!」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
「ナニ六波羅が
内裡
(
だいり
)
を攻める⁉」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
裡
漢検準1級
部首:⾐
12画
“内”で始まる語句
内
内儀
内部
内々
内証
内外
内裏
内證
内密
内輪