内懷うちふところ)” の例文
新字:内懐
さうしてしみ/″\とこゝろよかつた。おしな衣物きものけるとぐと與吉よきち内懷うちふところれた。おしなあとへは下女げぢよ這入はひつたので、おつぎはそのあひだたねばならなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
するが怪い者には決してござらぬと云に雲助共はさら聞入きゝいれずそんなら酒代さかだいを置てゆけ只通してなるものかと半四郎一人を取卷とりまきける故半四郎も今は是非なく覺悟かくごきはなほ内懷うちふところにて胴卷をしつかと結び帶を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)