トップ
>
公卿輩
>
くげばら
ふりがな文庫
“
公卿輩
(
くげばら
)” の例文
逆鱗
(
げきりん
)
は申すまでもない。お留守をあずかっていた
公卿輩
(
くげばら
)
はもちろんのこと、
行幸
(
みゆき
)
に
従
(
つ
)
いてもどった人々も、その
御気色
(
みけしき
)
に
慴伏
(
しょうふく
)
して
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのこともなく、殿が、御出仕あれば、
寵
(
ちょう
)
を示され、
公卿輩
(
くげばら
)
が、
嫉
(
そね
)
み出すと、見えすいた陰謀も、知らぬお顔というのでは、殿が、
生殺
(
なまごろ
)
しというものだぞやい
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これは血の不思議をおもう
公卿輩
(
くげばら
)
などには、なにか
因縁事
(
いんねんごと
)
のようなオゾ毛を
慄
(
ふる
)
わせたのではなかったろうか。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それはご苦労でした。したが
唯今
(
ただいま
)
、殿下には、おん
鞠場
(
まりば
)
へ出て、
公卿輩
(
くげばら
)
を相手に、蹴まりに興じておられますゆえ、しばらく、その辺でお待ちくださらぬか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
公卿輩
(
くげばら
)
の
公達
(
きんだち
)
なかまでは、やごとなき
摂家
(
せっけ
)
の姫君をすら、
萩
(
はぎ
)
すすきの野ずえに
担
(
か
)
き盗み出しまいらせて、朝月のほの白むまで、露しとどな目にお遭わせして、
人目
(
ひとめ
)
密
(
ひそ
)
に、帰しまいらせたとか。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
卿
漢検準1級
部首:⼙
12画
輩
常用漢字
中学
部首:⾞
15画
“公卿”で始まる語句
公卿
公卿侍
公卿眉
公卿風
公卿悪
公卿様
公卿眼
公卿方
公卿館
公卿衆