“公卿風”の読み方と例文
読み方割合
くげふう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さだめし三代目の忠利公も、みやびたる公卿風くげふうの人か、御殿育ちの若殿だろうと考えていた小次郎は、ちょっと、その体に、意外な眼をみはっていた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お城もお城といわず、おやかた或いはただたちという。すべてが公卿風くげふうであり、しもは京好みだった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
髪は公卿風くげふうの総髪にい、歯には鉄漿おはぐろを黒々と染め、鼻下にひげを蓄えている。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)