八重撫子やへなでしこ)” の例文
野川のがはどぜうくのであらう。何処どこかで、かんてらのひとつ、ぽつとちひさくあかかつた。みづかげかさねたが、八重撫子やへなでしこ風情ふぜいはない。……一つをにとほるらしい。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)