先非せんぴ)” の例文
いか先非せんぴを悔い、あゝ悪い事をした、たった一人の子を殺したお前の心の苦しみというものは一通りならん事じゃ、是もみなばちだ、一念の迷いから我子を殺し、其の心の苦しみを受け
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
廢止はいして家主となり名も庄兵衞と改めて先非せんぴ後悔こうくわい一方ひとかたならず能く母親に仕へつゝ長屋の者をもあはれみしに其の家次第にゆたかになり他人の信用も得たりければ或者の世話に依て妻をむかへ之がはらに男女夥多あまたの子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
逃げもせず先非せんぴを悔いて恐れ入り、手をつきまして
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)