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兇器
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きようき
ふりがな文庫
“
兇器
(
きようき
)” の例文
ガラツ八は其邊を搜しましたが、
兇器
(
きようき
)
になるやうな石も棒も見當らず、反つて染吉の持物だつたらしい、
贅澤
(
ぜいたく
)
な
羅紗
(
らしや
)
の紙入が見付かりました。
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
何
(
なに
)
しろ
腕力
(
わんりよく
)
があるから
敵
(
かな
)
ひませんね。それに
兇器
(
きようき
)
ももつてゐるやうです。
洋行
(
やうかう
)
するときの
護身用
(
ごしんよう
)
にと
買
(
か
)
つたものです。一
緒
(
しよ
)
にあるいてゐると、
途中
(
とちう
)
時々
(
とき/″\
)
ぬかれるんでね。あの
目
(
め
)
も
無気味
(
ぶきみ
)
です。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
それでも遲い町家の夕食に驅けつけるやうに、裏木戸を入つて庭へ廻つたところを、何者とも知れぬ手に、重い
兇器
(
きようき
)
で腦天をやられ、たつた一と打ちで、聲も立てずに死んでしまつた樣子でした。
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次もさすがに、
兇器
(
きようき
)
の變つて居るのに驚きました。
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“兇器”の意味
《名詞》
兇 器 (きょうき 「凶器」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
刀剣などの人を殺傷するために用いられる道具。
(出典:Wiktionary)
“兇器(
凶器
)”の解説
凶器(きょうき、兇器、英語: Aweapon)とは、ヒトの生命・身体に危害を与え、殺害や傷害のために用いられる道具の総称。主に刃物や銃など。
(出典:Wikipedia)
兇
漢検準1級
部首:⼉
6画
器
常用漢字
小4
部首:⼝
15画
“兇”で始まる語句
兇暴
兇状持
兇悪
兇賊
兇漢
兇状
兇行
兇刃
兇変
兇徒