兄神あにがみ)” の例文
それでも兄神あにがみはやはり約束やくそくたそうとしませんでした。すると女神めがみ出石川いずしがわの中のしまえていた青竹あおだけってて、目のあらいかごをこしらえました。
春山秋山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そこでやっと女神めがみがのろいをといておやりになりますと、兄神あにがみはまたもとのとおりの丈夫じょうぶからだにかえりました。
春山秋山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
この兄神あにがみのようなうそつきは、このたけあおくなって、やがてしおれるように、あおくなって、しおれてしまえ。このしおからびるようにからびてしまえ。
春山秋山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)