信盛のぶもり)” の例文
先に、柴田隊の部将柴田勝家も、佐久間隊の佐久間信盛のぶもりも帰っていた。後にはほとんど物見隊ぐらいな兵数しか残っていない筈である。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仁科にしなの五郎信盛のぶもり
県歌 信濃の国 (新字新仮名) / 浅井洌(著)
恐らくは、そのための誘いであろう、佐久間信盛のぶもりの一隊と、大久保忠世ただよの銃隊の一部は、柵外に出て、敵を待ちうけていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長がそんな考えにふけっていたとき、うららかな陽ざしを背にして、佐久間信盛のぶもりが、この高閣の一間へ御慶ぎょけいを述べに来た。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信盛のぶもりはもう決死の気を眉にも見せていた。すぐにも、従容しょうようと死を受けとる覚悟でなければ、今の信長の顔を見て、これだけのことはいえないはずであった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「織田家のお身内、佐久間信盛のぶもりどのには、まっ先についえ、滝川一益たきがわかずますどのにも逃げくずれ、平手長政(汎秀のりひで)どのはお討死。酒井どの、ひとり御苦戦にございまする」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄大学信盛のぶもりは、愛知郡あいちごおり山崎で、出城でじろとはいえ、一ヵ城の城持ちであり、左京も織田家では、重要な地位を占め、主君のおおぼえもよかった。年齢は二十三歳とかいう。
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その中から、佐久間信盛のぶもりの一通が見出された。非常に気に入らない顔色でそれを読み捨てた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「軍議をひらく。今からだ。即刻集まるように、信盛のぶもりに計らえと申せ」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
佐久間信盛のぶもりだけは、穏やかにそうなだめていたという。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後陣は、佐久間信盛のぶもりが、二千余人をひきいる。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐにまた、佐久間信盛のぶもりを見て、こう訊ねた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「佐久間信盛のぶもり父子へ、これを渡せ」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)