トップ
>
作手
>
つくで
ふりがな文庫
“
作手
(
つくで
)” の例文
いま甲軍の疾風のごとく、三河に出て、
作手
(
つくで
)
あたりまで攻めて来るなら、大賀は岡崎にあって、内部を
攪乱
(
こうらん
)
し、城門をひらいて甲州勢を迎え入れよう。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古い生活の
痕
(
あと
)
の消えてしまうのも遠くはあるまいが、それでも自分などの旅をした頃までは、
三河
(
みかわ
)
の
作手
(
つくで
)
のような静かな山村でなくとも、四国九州の海辺や鉄道沿線にも
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
たとえば、長篠の戦後すぐ、
足助城
(
あすけじょう
)
をやぶり、六月には、
作手
(
つくで
)
、
田峰
(
たみね
)
などを攻略し、七月には
武節
(
ぶせつ
)
を、八月には
諏訪
(
すわ
)
ヶ
原
(
はら
)
を——というような目ざましい進出をつづけた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
作手
(
つくで
)
の
甘泉寺
(
かんせんじ
)
に手厚く葬ったのでも分るし、強右衛門の一言のために、大敗北を招いて
潰走
(
かいそう
)
した甲州兵のうちでも、誰ひとり鳥居という名を
悪
(
あ
)
しざまに
罵
(
ののし
)
る者がなかったのを見ても明らかであった。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“作手”の解説
作手(つくて/さくて)とは、本来は田畠を耕作したり、手工業道具を用いて生産活動に従事する人(作り手)のこと、転じてその活動に関する権利のことも指すようになった。
(出典:Wikipedia)
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“作”で始まる語句
作
作物
作用
作者
作品
作法
作為
作男
作家
作事