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余焔
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よえん
ふりがな文庫
“
余焔
(
よえん
)” の例文
旧字:
餘焔
町並で山下通りの電車線路の近くは、表町通りの
熾烈
(
しれつ
)
なネオンの光りを受け、まるで火事の
余焔
(
よえん
)
を浴びているようである。池の縁を取りまいて若い並木の列がある。
雛妓
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
大阪
兵燹
(
へいせん
)
の
余焔
(
よえん
)
が城内の
篝火
(
かがりび
)
と共に
闇
(
やみ
)
を
照
(
てら
)
し、
番場
(
ばんば
)
の原には避難した病人産婦の
呻吟
(
しんぎん
)
を聞く二月十九日の夜、
平野郷
(
ひらのがう
)
のとある
森蔭
(
もりかげ
)
に
体
(
からだ
)
を寄せ合つて寒さを
凌
(
しの
)
いでゐる四人があつた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ぶすぶすと
余焔
(
よえん
)
はまだ尽きない。
討たせてやらぬ敵討
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
焔
漢検準1級
部首:⽕
11画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目