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余烟
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よえん
ふりがな文庫
“
余烟
(
よえん
)” の例文
去
(
さ
)
んぬる
正平
(
しょうへい
)
の昔、
武蔵守
(
むさしのかみ
)
殿(
高師直
(
こうのもろなお
)
)が
雲霞
(
うんか
)
の兵を
引具
(
ひきぐ
)
して将軍(
尊氏
(
たかうじ
)
)御所を打囲まれた折節、兵火の
余烟
(
よえん
)
を
遁
(
のが
)
れんものとその近辺の
卿相雲客
(
けいしょううんかく
)
、或いは六条の長講堂
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
白くいぶる
榾
(
ほた
)
の
余烟
(
よえん
)
とを透して見定めると、
蒼白
(
あおじろ
)
い
面
(
かお
)
をしてやつれきった一人の男が、白衣の上に大柄な丹前を羽織って、火の方に向きながらしきりに自分の面を撫でている。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
去
(
さ
)
んぬる
正平
(
しょうへい
)
の昔、
武蔵守
(
むさしのかみ
)
殿(
高師直
(
こうのもろなお
)
)が
雲霞
(
うんか
)
の兵を
引具
(
ひきぐ
)
して将軍(
尊氏
(
たかうじ
)
)御所を打囲まれた折節、兵火の
余烟
(
よえん
)
を
遁
(
のが
)
れんものとその近辺の
卿相雲客
(
けいしょううんかく
)
、或ひは六条の長講堂
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
烟
漢検1級
部首:⽕
10画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目