“余烟”の読み方と例文
読み方割合
よえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去(さ)んぬる正平(しょうへい)の昔、武蔵守(むさしのかみ)殿(高師直(こうのもろなお))が雲霞(うんか)の兵を引具(ひきぐ)して将軍(尊氏(たかうじ))御所を打囲まれた折節、兵火の余烟(よえん)を遁(のが)れんものとその近辺の卿相雲客(けいしょううんかく)、或いは六条の長講堂
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
白くいぶる榾(ほた)の余烟(よえん)とを透して見定めると、蒼白(あおじろ)い面(かお)をしてやつれきった一人の男が、白衣の上に大柄な丹前を羽織って、火の方に向きながらしきりに自分の面を撫でている。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
去(さ)んぬる正平(しょうへい)の昔、武蔵守(むさしのかみ)殿(高師直(こうのもろなお))が雲霞(うんか)の兵を引具(ひきぐ)して将軍(尊氏(たかうじ))御所を打囲まれた折節、兵火の余烟(よえん)を遁(のが)れんものとその近辺の卿相雲客(けいしょううんかく)、或ひは六条の長講堂
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)