人勢にんず)” の例文
姫路の池田家から応援に来た人勢にんずは、そこにもおびただしくいて、万一武蔵が出てきた場合は、法螺貝ほらがいや寺の鐘や、あらゆる音響で互いに連絡をとり、袋づつみにしてしまおうと作戦は怠りない。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
漸次ぜんじ人勢にんずえておほきな内側うちがはさらちひさゑがかれた。太鼓たいこ倦怠だれれば
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)