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人中
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じんちゅう
ふりがな文庫
“
人中
(
じんちゅう
)” の例文
「きょうは
人中
(
じんちゅう
)
の
人
(
じん
)
を見た。一世を率いる宰相も国の宝だが、
一畝
(
いっせ
)
の田を守るかれの如きもひとしく土の宝じゃ。愚鈍はまま神にも近い」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
柄頭で敵の
鼻梁
(
はなばしら
)
を突き、空いている方の左手で、敵の
人中
(
じんちゅう
)
を
拳
(
こぶし
)
当て身! ただしこの術には制限があって、誰にも出来るというものではなかった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一生懸命な乙女の小さい顔、
人中
(
じんちゅう
)
のところに一つ
黒子
(
ほくろ
)
のある上唇が生毛を
微
(
かすか
)
に汗ばませてふるえているのを見ると、ひろ子は乙女が可哀想になった。
日々の映り
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
此の苦痛を助かりたいと、始めて其の時に驚いて助からんと思っても、それは
兎
(
と
)
ても何の甲斐もない事じゃ、此の
理
(
り
)
を知らずして破戒
無慚
(
むざん
)
邪見
(
じゃけん
)
放逸
(
ほういつ
)
の者を
人中
(
じんちゅう
)
の鬼畜といって、鬼の畜生という事じゃ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「深い
人中
(
じんちゅう
)
でございますこと」月子の声が聞こえて来た。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“人中”の解説
人中(じんちゅう または にんちゅう、Philtrum、la: philtrum、el: φίλτρον philtron)は、多くの哺乳類が持つ唇上部の溝で、鼻から上唇まで垂直に伸びる。裂状の鼻孔及び湿った鼻鏡とともに、哺乳類の原始的状態だと一般的に考えられている。
(出典:Wikipedia)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
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