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享有
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きょうゆう
ふりがな文庫
“
享有
(
きょうゆう
)” の例文
朕ハ我カ臣民ノ権利及財産ノ安全ヲ
貴重
(
きちょう
)
シ及之ヲ保護シ此ノ憲法及法律ノ範囲内ニ
於
(
おい
)
テ
其
(
そ
)
ノ
享有
(
きょうゆう
)
ヲ完全ナラシムヘキコトヲ宣言ス
大日本帝国憲法
(旧字旧仮名)
/
日本国
(著)
この時も先に述べたる共和党の大会と同じく、
容易
(
ようい
)
に
逆上
(
ぎゃくじょう
)
せぬこの国民にして初めて言論の自由も思想の自由も
享有
(
きょうゆう
)
すべきものと思った。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そうした問題の関係して来ない場合もしくは関係しても
面倒
(
めんどう
)
でない場合には、自分が
他
(
ひと
)
から自由を
享有
(
きょうゆう
)
している限り、他にも同程度の自由を与えて
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
個体の
享有
(
きょうゆう
)
する仕事即ち経験は有限なる個体の生存に残存し、生殖の連鎖によって、関鍵する種族の全体に寓して恒久不滅の存在を有するものであります。これやがて遺伝の理法であります。
琉球史の趨勢
(新字新仮名)
/
伊波普猷
(著)
個人の幸福の
基礎
(
きそ
)
となるべき個人主義は個人の自由がその内容になっているには相違ありませんが、各人の
享有
(
きょうゆう
)
するその自由というものは国家の安危に従って
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
かくのごときは財産の権利を
享有
(
きょうゆう
)
しながら、その義務を負担しないというものである。
富
(
とみ
)
が
跋扈
(
ばっこ
)
するというと、いつも米国を例にとるが、
焉
(
いずく
)
んぞ知らん日本にもその例に
乏
(
とぼ
)
しからぬを。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“享有”の意味
《名詞》
享 有(きょうゆう)
権利など社会に対する能力を得ていること。
賃貸借契約により物件を占有すること。
(出典:Wiktionary)
享
常用漢字
中学
部首:⼇
8画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“享”で始まる語句
享
享保
享楽
享和
享受
享樂
享徳
享年
享入
享和年間