交々かわるがわる)” の例文
ねんうちには何日なんにちあるとか、六号室ごうしつには面白おもしろ予言者よげんしゃがいるそうなとかと、交々かわるがわる尋問たずねるのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
種彦は地にひざまずいて落ちたる二つの首級を交々かわるがわるに抱上げける人に物いう如くびていると、何時いつの間にやら、お園と思ったその首は幾年か昔おのれが西丸にしのまるのお小姓を勤めていた時
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)