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五味
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ごみ
ふりがな文庫
“
五味
(
ごみ
)” の例文
友達に
擯斥
(
ひんせき
)
せられても、末造が綺麗好で、女房に世話をさせるので、目立って清潔になっていたのが、今は
五味
(
ごみ
)
だらけの頭をして
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ひらりと身を
躱
(
かは
)
すが早いか、そこにあつた箒をとつて、又掴みかからうとする遠藤の顔へ、床の上の
五味
(
ごみ
)
を掃きかけました。
アグニの神
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
五味
(
ごみ
)
春 第三十四
五味
(
ごみ
)
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
ひらりと身を
躱
(
かわ
)
すが早いか、そこにあった
箒
(
ほうき
)
をとって、又
掴
(
つか
)
みかかろうとする遠藤の顔へ、
床
(
ゆか
)
の上の
五味
(
ごみ
)
を掃きかけました。
アグニの神
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
お玉は
草帚
(
くさぼうき
)
を持ち出して、格別
五味
(
ごみ
)
も無い格子戸の内を丁寧に掃除して、自分の
穿
(
は
)
いている
雪踏
(
せった
)
の外、只一足しか出して無い駒下駄を、右に置いたり、左に置いたりしていた。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
第三十四
五味
(
ごみ
)
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
ぬかるみを飛び越え、石ころを
蹴散
(
けち
)
らし、往来どめの
縄
(
なわ
)
を
擦
(
す
)
り抜け、
五味
(
ごみ
)
ための箱を引っくり返し、振り向きもせずに逃げ続けました。御覧なさい。
白
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
朝焼けの揺らめいた川波には坊主頭の
死骸
(
しがい
)
が一人、磯臭い水草や
五味
(
ごみ
)
のからんだ
乱杭
(
らんぐい
)
の間に漂っていた。——彼は未だにありありとこの朝の百本杭を覚えている。
大導寺信輔の半生:――或精神的風景画――
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「槍ヶ嶽の事なら、この人は縁の下の
五味
(
ごみ
)
まで知つて居ります。」
槍ヶ岳紀行
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“五味”の意味
《名詞》
五味 (ごみ)
味覚の基本となる甘味、酸味、塩味(鹹味)、苦味、旨味。
五行における味で酸味、苦味、甘味、辛味、塩味(鹹味)。
仏教における牛乳や羊乳を精製する五段階の味で乳味、酪味、生酥味、熟酥味、醍醐味。
(出典:Wiktionary)
“五味”の解説
五味(ごみ)は、5つの味を意味する。ただし、場合によって意味するものは違う。
(出典:Wikipedia)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“五味”で始まる語句
五味坂
五味台
五味子
五味屑
五味平
五味桶
五味溜
五味箱