“五味台”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
クルエット・スタンド50.0%
クルエツト、スタンド50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高木の右に梅子が坐って、父の左に令嬢が席を占めた。女同志が向き合ったごとく、誠吾と代助も向き合った。代助は五味台クルエット・スタンドを中に、少しななめに反れた位地から令嬢の顔を眺める事になった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
代助は五味台クルエツト、スタンドなかに、少しなゝめれた位地から令嬢のかほを眺める事になつた。代助は其ほゝの肉と色が、いちぢるしくうしろの窓からす光線の影響を受けて、鼻のさかひ暗過くらすぎるかげを作つた様に思つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)