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五十鈴川
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いすずがわ
ふりがな文庫
“
五十鈴川
(
いすずがわ
)” の例文
そこから五、六町ほど離れている
五十鈴川
(
いすずがわ
)
の岩のほとりに、一人の
裸形
(
らぎょう
)
の男が、氷を割って、ざぶざぶと水を浴びていた。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
後に天照大神は伊勢の
五十鈴川
(
いすずがわ
)
上
(
かみ
)
に伊勢皇大神宮として鎮座ましまし、
倭大国魂神
(
やまとのおおくにみたまのかみ
)
は、官幣大社
大和
(
おおやまと
)
神社として、今も大和に鎮座になっております。
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
淙々
(
そうそう
)
千万年の流れをうたう
五十鈴川
(
いすずがわ
)
の水音に、心を洗った若い日の泰軒先生は、根が無邪気な人ですから、日本を思い、おそれ多いことですが皇室をしのびまつって
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
大神宮様が大和の国
笠縫
(
かさぬい
)
の里からこの伊勢の国
五十鈴川
(
いすずがわ
)
のほとりへおうつりになった時、そのお馬について来た「
蠅
(
はえ
)
」が今の拝田村の中の一部落の先祖だということであります。
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
荒いがこの風、
五十鈴川
(
いすずがわ
)
で
劃
(
かぎ
)
られて、宇治橋の向うまでは吹くまいが、相の山の長坂を下から
哄
(
どっ
)
と吹上げる……これが悪く
生温
(
なまぬる
)
くって、
灯
(
あかり
)
の前じゃ砂が黄色い。月は雲の底に
淀
(
どんよ
)
りしている。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
だが、
五十鈴川
(
いすずがわ
)
の流れを越え、内宮へ、一歩入ると、何か人心地がまるで変っていた。草を見ても樹を見ても、ここには神のけはいを感じるのであった。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
橋の
袂
(
たもと
)
には、女房達が、ずらりと大地に並びまして、一文二文に
両換
(
りょうがえ
)
をいたします。さあ、この橋が宇治橋と申しまして、
内宮様
(
ないぐうさま
)
へ入口でござりまする。川は御存じの
五十鈴川
(
いすずがわ
)
、山は
神路山
(
かみじやま
)
。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“五十鈴川”の解説
五十鈴川(いすずがわ)は、三重県の伊勢市を流れる宮川水系の一級河川である。
(出典:Wikipedia)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
鈴
常用漢字
中学
部首:⾦
13画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“五十鈴”で始まる語句
五十鈴
五十鈴姫命