“笠縫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かさぬい57.1%
かさぬひ42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四極しはつ山、笠縫かさぬい島は参河みかわという説と摂津という説とあるが、今は仮りに契沖以来の、参河国幡豆はず郡磯泊(之波止シハト)説に従って味うこととする。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
近江の笠縫かさぬいの天神様は、始めてこの村の麻畠あさばたけの中へお降りなされた時、麻で目を突いてひどくお痛みなされた。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
此処の、「四極しはつ山うち越え見れば笠縫かさぬひの島榜ぎかくる棚無し小舟をぶね」(同・二七二)も佳作で、後年山部赤人に影響を与えたものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
この天皇、檜坰ひのくまの天皇の御子、石比賣の命に娶ひて、生みませる御子、八田やたの王、次に沼名倉太玉敷ぬなくらふとたましきの命、次に笠縫かさぬひの王三柱。またその弟小石比賣の命に娶ひて、生みませる御子、かみの王一柱。