“事切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ことき50.0%
ことぎれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清行はそれを聞いて恐れかしこみ、浄蔵に命じて直ちに祈祷を中止せしめたが、浄蔵が病室を退去するや、須臾しゅゆにして時平は事切こときれてしまった。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
此老人はつかれてより顔をしかむる間も無きうちに事切ことぎれりしなりと、し真に顔を蹙むる間も無かりしとせば如何いかにして MONISモニシ の五文字をそのゆか書記かきしるせしぞ、しぬるほどの傷を負い
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)