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亂杭
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らんぐひ
ふりがな文庫
“
亂杭
(
らんぐひ
)” の例文
新字:
乱杭
與一 まして河の底には
亂杭
(
らんぐひ
)
を打つて、大綱小綱を張りわたし、馬の足をさゝへんと巧んである。
佐々木高綱
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
裏庭
(
うらには
)
とおもふあたり、
遙
(
はる
)
か
奧
(
おく
)
の
方
(
かた
)
には、
葉
(
は
)
のやゝ
枯
(
か
)
れかゝつた
葡萄棚
(
ぶだうだな
)
が、
影
(
かげ
)
を
倒
(
さかしま
)
にうつして、
此處
(
こゝ
)
もおなじ
溜池
(
ためいけ
)
で、
門
(
もん
)
のあたりから
間近
(
まぢか
)
な
橋
(
はし
)
へかけて、
透間
(
すきま
)
もなく
亂杭
(
らんぐひ
)
を
打
(
う
)
つて
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「さうだらう。其方の人相は、どう買ひ
被
(
かぶ
)
つても惡人といふ相ぢやない。鼻が
反
(
そつ
)
くり返つて、眼尻が下がつて、齒が少し
亂杭
(
らんぐひ
)
だな。そんな刻みの深い顏は、總て善人か
愚人
(
ぐじん
)
にあるものぢや」
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
亂
部首:⼄
13画
杭
漢検準1級
部首:⽊
8画
“亂杭”で始まる語句
亂杭齒