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九仭
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きゅうじん
ふりがな文庫
“
九仭
(
きゅうじん
)” の例文
わけて、中入りの戦いに、切レを取り損じては、
九仭
(
きゅうじん
)
の
功
(
こう
)
も
一簣
(
いっき
)
に欠こう。くれぐれも、引揚げの機を誤るなよ。風の如く
赴
(
ゆ
)
いて、風の如く去れよ
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
石子は登りつめた絶頂から
九仭
(
きゅうじん
)
の谷へ落されたように情なくなった。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
九仭
(
きゅうじん
)
の功を
一簣
(
いっき
)
に
虧
(
か
)
く。なあ、そのままずらかりゃ怪我あねえのに、凝っては思案に何とやら、与惣公と
化込
(
ばけこ
)
んで一、二日
日和見
(
ひよりみ
)
すべえとしゃれたのが破滅の因、のう勘、
匹夫
(
ひっぷ
)
の
浅智慧
(
あさぢえ
)
、はっはっは。
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
九仭
(
きゅうじん
)
の功ということになり兼ねないと思われる。
百姓弥之助の話:01 第一冊 植民地の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
須
(
すべか
)
らく知るべし
九仭
(
きゅうじん
)
の山も
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
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浅慮者
(
あさはかもの
)
めがッ。これでまず
九仭
(
きゅうじん
)
の
功
(
こう
)
も
一簣
(
いっき
)
に欠いてしもうたわ。思えば、きさまの如き無謀
小才
(
こさい
)
なやつを大望の片腕とたのんだなどがすでに尊氏のあやまりだった。返す返すも残念な
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
九
常用漢字
小1
部首:⼄
2画
仭
漢検1級
部首:⼈
5画
“九”で始まる語句
九
九歳
九重
九十九折
九州
九段
九月
九刻
九年母
九戸