“きゅうじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
九仞40.0%
九仭40.0%
仇人6.7%
宮人6.7%
玉人6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九仞きゅうじんの上に一簣いっきを加える。加えぬと足らぬ、加えるとあやうい。思う人にはわぬがましだろ」と羽団扇はうちわがまた動く。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
石子は登りつめた絶頂から九仭きゅうじんの谷へ落されたように情なくなった。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
億兆を鳥飛ちょうひ獣奔じゅうほんせしめてはばからず、功成って少師しょうしと呼ばれて名いわれざるに及んで、しかも蓄髪を命ぜらるれどもがえんぜず、邸第ていだいを賜い、宮人きゅうじんを賜われども、辞して皆受けず、冠帯してちょうすれども
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
漢土かんどでは玉人きゅうじんと称したもので至って身分の軽いものだ
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)