“九仞”の読み方と例文
読み方割合
きゅうじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足もとの大地が九仞きゅうじんの底へめりこむような顔をしたのも、あながち、平常の心がけなき者とばかりわらえもしないことであった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
九仞きゅうじんの上に一簣いっきを加える。加えぬと足らぬ、加えるとあやうい。思う人にはわぬがましだろ」と羽団扇はうちわがまた動く。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
(もう、一押ししないと、九仞きゅうじんの功を、何んとかに欠くということになる)
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)