“みやびと”の漢字の書き方と例文
語句割合
宮人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何をそんなにおさわぎになる。宮人みやびとのはかまのすそのひもについた小さなすず、たとえばその鈴が落ちたほどの小さなことに、宮人も村の人も、そんなに騒ぐにはおよびますまい」
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
我等の愛は、その門を正しき願ひの前に閉ぢず、あたかも己が宮人みやびと達のみな己と等しきをねがふ愛に似たり 四三—四五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それすらお目にうつらなかったほど、とっさに近侍の公卿から宮人みやびとのすべてがまわりをお囲みしていた。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)