のっか)” の例文
旧字:
由「わしむまをいたゞきたいが、馬にのっかってつかまってヒョコ/\くなア好い心持で、馬をねえ……女中さん」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
五、六日にすこし寒さが続いたが、でもあたたかだった。庭の寝椅子に腰を下していた。青蛙が紫陽花あじさいの葉にのっかった。青蛙はじっとしている。ふと、跛の娘を思った。昼頃、老人は飯屋に寄った。
老人と孤独な娘 (新字新仮名) / 小山清(著)