“のっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
乗掛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
由「わしむまをいたゞきたいが、馬にのっかってつかまってヒョコ/\くなア好い心持で、馬をねえ……女中さん」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
五、六日にすこし寒さが続いたが、でもあたたかだった。庭の寝椅子に腰を下していた。青蛙が紫陽花あじさいの葉にのっかった。青蛙はじっとしている。ふと、跛の娘を思った。昼頃、老人は飯屋に寄った。
老人と孤独な娘 (新字新仮名) / 小山清(著)
それをもいとわない浅間しさで、を抱いた洋服がやっと手をすがっって乗掛のっかけた処を、鉄棒で払わぬばかり車掌の手で突離された。よろめくと帽子が飛んで、小児こどもがぎゃっと悲鳴を揚げた。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
如意で刄物を打落し、猿臂えんぴのばして逆におさえ付け、片膝を曲者の脊中へ乗掛のっか
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)