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丸鑿
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まるのみ
ふりがな文庫
“
丸鑿
(
まるのみ
)” の例文
そこで大きな
丸鑿
(
まるのみ
)
で眼をこじあけ、細かい仕上げなどは一切省いて、『生命あれ!』と言うなり、この世の中へおっぽりだした訳である。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
一年まえのあの日以来、そんなことは初めてで、午後になってもずっと続け、きげんのいい顔で
丸鑿
(
まるのみ
)
や
小刀
(
さすが
)
を使っていた。
四日のあやめ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
私はこの像製作の少し前頃から
丸刀
(
がんとう
)
を使い始めたのではないかと思う。
丸鑿
(
まるのみ
)
は、製作上の実際から考えると
飛鳥
(
あすか
)
時代にはなく、飛鳥時代は平鑿ばかり使ったのだろうと思う。
回想録
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
客は続けて、胆石病の痛みは
丸鑿
(
まるのみ
)
で
揉
(
も
)
まれるようだ、と云った。胃のさしこみは小刀で
抉
(
えぐ
)
られるようだし、肝臓の痛みは
錐
(
きり
)
で穴をあけられるようである。
雪の上の霜
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
丸鑿
(
まるのみ
)
と
金槌
(
かなづち
)
と
砿石
(
いし
)
を入れる革袋を持ち毎日暗いうちから山へ登って行く、それを送りだしてからお豊は
姑
(
しゅうとめ
)
のお
常
(
つね
)
と雇男の
助三郎
(
すけさぶろう
)
を相手に、野良へ出て百姓の荒仕事にかかるのだ、
田鋤
(
たす
)
きにも植付にも
藪落し
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
鑿
漢検1級
部首:⾦
28画
“丸”で始まる語句
丸
丸髷
丸太
丸薬
丸善
丸裸体
丸行燈
丸木橋
丸潰
丸山