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丸々
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まるまる
ふりがな文庫
“
丸々
(
まるまる
)” の例文
剪刀
(
はさみ
)
が
一所
(
いっしょ
)
になつて入つて居たので、糸巻の動くに連れて、
夫
(
それ
)
に
結
(
いわ
)
へた小さな鈴が、ちりんと
幽
(
かすか
)
に云ふから、
幼
(
いとけな
)
い耳に何か
囁
(
ささや
)
かれたかと、弟は
丸々
(
まるまる
)
ツこい
頬
(
ほお
)
に
微笑
(
ほほえ
)
んで、
頷
(
うなず
)
いて
鳴
(
なら
)
した。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
男は幾分うるさそうに、
丸々
(
まるまる
)
と肥った、
口髭
(
くちひげ
)
の短い、活動家らしい頭を
擡
(
もた
)
げた。
母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
女は何か考えるように、
丸々
(
まるまる
)
した顔を傾けて見せた。
母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
々
3画
“丸”で始まる語句
丸
丸髷
丸太
丸薬
丸善
丸裸体
丸行燈
丸木橋
丸潰
丸山