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丘陵
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おか
ふりがな文庫
“
丘陵
(
おか
)” の例文
丘陵
(
おか
)
の間を走ったり、入江の
縁
(
ふち
)
を走ったりしていると、一軒の家が星の下に見えました。二人はその戸を叩きました。
宇賀長者物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
樫
(
かし
)
の大樹に連なっている
小径
(
こみち
)
——その向こうをだらだらと下った
丘陵
(
おか
)
の
蔭
(
かげ
)
の一軒家、毎朝かれはそこから出てくるので、
丈
(
たけ
)
の低い
要垣
(
かなめがき
)
を周囲に取りまわして、三間くらいと思われる家の
構造
(
つくり
)
少女病
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
間が浅い
凹地
(
くぼち
)
になつて、浮世の廃道と謂つた様な、塵白く、石多い、
通行
(
とほり
)
少い往還が、其底を
一直線
(
ましぐら
)
に貫いてゐる。
両
(
ふたつ
)
の
丘陵
(
おか
)
は中腹から耕されて、
夷
(
なだら
)
かな勾配を作つた畑が家々の裏口まで迫つた。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
田圃の
前
(
さき
)
は低い
丘陵
(
おか
)
でありました。二人はその
丘陵
(
おか
)
に
駈
(
か
)
けあがって、生い茂った林の下を
潜
(
くぐ
)
って
前
(
むこう
)
の
麓
(
ふもと
)
におりましたが、そこは入江の岸になって、
路
(
みち
)
の下には水の白い池がありました。
宇賀長者物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
巍然
(
ぎぜん
)
たる大会堂を、村の
中央
(
まんなか
)
の小高い
丘陵
(
おか
)
の上に建てた。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“丘陵”の意味
《名詞》
丘 陵(きゅうりょう)
なだらかな起伏や、小山・丘の続く地形。
(出典:Wiktionary)
“丘陵”の解説
丘陵(きゅうりょう)とは、なだらかな起伏や小山(丘)の続く地形。ただし、形態的には非常に広汎な地形を含んでおり、地形学的に明確に定義されているわけではない。
(出典:Wikipedia)
丘
常用漢字
中学
部首:⼀
5画
陵
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“丘陵”で始まる語句
丘陵帯
丘陵道