与助よすけ)” の例文
旧字:與助
うちへいったら、にわとりを三やるぞ。」と、与助よすけは、ちょうど念仏ねんぶつとなえるように、おなじことをかえしていいながらあるきました。
おおかみと人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
人間にんげんいのちろうなんていうのが、ふらちなんだから、おおかみの約束やくそくやぶったってさしつかえない。」と、与助よすけはいっていました。
おおかみと人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、いつしか、だれいうとなく、りこうもの与助よすけは、「臆病者おくびょうもの与助よすけ」と、みんなからあだされるようになってしまったのであります。
おおかみと人 (新字新仮名) / 小川未明(著)