“上(もと)” の例文
寐(いね)ても寐(ね)つかれずや、コホンコホンと咳(しはぶ)く声の、骨身に徹(こた)へてセツナそうなるにぞ、そのつど少女は、慌てて父が枕上(もと)なる洗ひ洒しの布片(きれ)を取りて父に与へ、赤きものの交りたる啖を拭はせて
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)