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上下
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じょうか
ふりがな文庫
“
上下
(
じょうか
)” の例文
しかも優善はいわゆる
心打
(
しんうち
)
で、良三はその前席を勤めたそうである。また夏になると、二人は舟を
藉
(
か
)
りて
墨田川
(
すみだがわ
)
を
上下
(
じょうか
)
して、
影芝居
(
かげしばい
)
を興行した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
上下
(
じょうか
)
三千の部屋からなっていたという、あのべら
棒
(
ぼう
)
な規模には
比肩
(
ひけん
)
すべくもないけれど、その設計の理智的な複雑さに
於
(
おい
)
ては、
寧
(
むし
)
ろジロ娯楽園の迷路に
団扇
(
うちわ
)
を上げなければならぬであろう。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
即
(
すなわ
)
ち
上下
(
じょうか
)
議院の
宏壮
(
こうそう
)
、
竜動府
(
ロンドンふ
)
市街の繁昌、車馬の華美、料理の献立、衣服
杖履
(
じょうり
)
、日用諸雑品の名称等、
凡
(
すべ
)
て
閭巷猥瑣
(
りょこうわいさ
)
の事には
能
(
よ
)
く
通暁
(
つうぎょう
)
していて、
骨牌
(
かるた
)
を
弄
(
もてあそ
)
ぶ事も出来、紅茶の
好悪
(
よしあし
)
を飲別ける事も出来
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
此
(
かく
)
の如く渋江氏の子が医を善くすることは、
上下
(
じょうか
)
皆信じていたと見える。しかしこれがために、現に儒を以て仕えているものを不幸に陥いれたのは、同情が
闕
(
か
)
けていたといっても
好
(
よ
)
かろう。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“上下”の解説
上下(じょうげ、うえした)とは、上および下を指す。六方位(六方)の名称の一つで、高さ・深さといった立体的な位置を指す方位の概念を表す言葉である。
上・下方
頭・足方
天頂・天底方向
北・南方
首都に近づく・遠ざかる方
価値・地位が高い・低い方
時代が古い・新しい方
(出典:Wikipedia)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“上下”で始まる語句
上下共
上下座
上下料
上下格
上下着
上下箱
上下縞
上下谷
上下二筋
上下變動